クラウド移行・基盤 / 工程1 課題認識・気づき

サーバ老朽化・保守切れ・コスト増――クラウド移行は何から始めるか

「ハードの保守期限が近い」「データセンターの費用が毎年上がる」「障害が起きても直せる人がいない」。そんな兆候が出てきたら、クラウド移行を検討するタイミングです。ただし、いきなり全部を移そうとすると手戻りが増えます。このページでは、移行を考え始めた段階で最初に何を確認し、どこから手を付ければよいかを整理します。

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「そろそろクラウド」と感じる典型的なサイン

物理サーバやネットワーク機器の保守切れ・EOL(販売/サポート終了)、データセンター利用料や電気代の上昇、属人化した運用で担当者が抜けると手が出せない状態、災害時のバックアップ・事業継続への不安。これらは個別の問題に見えて、根っこは「自社で基盤を抱え続けることの限界」にあります。まずは現状の基盤がどんなリスクを抱えているかを言葉にすることが出発点です。

最初にやるのは全移行ではなく棚卸し

クラウド移行で失敗しやすいのは、対象や依存関係を把握しないまま着手することです。最初の一歩は、どんなサーバ・システム・データがあり、それぞれが何とつながっているかの棚卸しです。止められない基幹系か、止めても影響の小さい周辺系かで進め方は変わります。すべてを一度に動かす必要はなく、影響の小さいところから段階的に移すのが現実的です。

始める前に押さえておきたい論点

「そのまま載せ替える(リフト&シフト)のか、作り直す(リアーキテクチャ)のか」「どのクラウドを使うのか」「移行中に業務を止められるのか」。これらは早い段階でぼんやりとでも方針を持っておくと、後の検討がスムーズです。判断材料が足りないと感じたら、移行アセスメントで対象と依存関係を可視化するところから始めるのがおすすめです。

FAQ

よくある質問

Q. オンプレミスの保守切れが迫っていますが、まず何から手を付ければよいですか?

A. まずは対象となるサーバ・システム・データと、その依存関係の棚卸しから始めるのが安全です。止められない業務かどうかで進め方が変わるため、影響範囲を整理したうえで、移しやすいところから段階的に検討します。判断材料が不足している場合は移行アセスメントで現状を可視化できます。

Q. 古いシステムでもクラウドに移せますか?

A. そのまま載せ替えられるもの、作り直しが必要なもの、移行よりリプレースが妥当なものなど、システムによって最適解は異なります。OSやミドルウェアのサポート状況、他システムとの連携、改修コストを見たうえで方式を選びます。まずは現状把握から始めることをおすすめします。

Q. コスト削減のためにクラウドに移せば必ず安くなりますか?

A. 必ず安くなるとは限りません。設計次第ではランニング費用が想定より増えることもあります。移行費用と移行後のTCO(総保有コスト)を分けて考え、コスト最適化を前提に設計することが重要です。費用の考え方は費用ガイドのページで整理しています。

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まずは現状を30分で整理しませんか?

今の状況、課題、導入時期、予算感を確認し、次に取るべき選択肢を一緒に整理します。

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