移行方式の代表的な選択肢
よく「7つのR」と呼ばれるように、移行には複数のアプローチがあります。代表的なのは、構成を変えずそのまま載せ替えるリフト&シフト(リホスト)、クラウドに合わせて一部を作り変えるリプラットフォーム、クラウドネイティブに再設計するリアーキテクチャです。ほかにSaaSへの置き換えや、移行せず廃止する判断もあります。早く移すならリフト&シフト、運用性やスケーラビリティを取るならリアーキテクチャ、という大枠で捉えると整理しやすくなります。
クラウド移行・基盤 / 工程2 情報収集・比較検討
クラウド移行を比較検討する段階では、「方式」と「移行先」という二つの軸があります。そのまま載せ替えるのか作り直すのか、どのクラウドサービスを使うのか。どちらも正解は一つではなく、移行対象の特性・予算・社内体制・移行後の運用方針で変わります。このページでは判断に必要な比較軸を整理します。
自社に合う移行方式を相談するよく「7つのR」と呼ばれるように、移行には複数のアプローチがあります。代表的なのは、構成を変えずそのまま載せ替えるリフト&シフト(リホスト)、クラウドに合わせて一部を作り変えるリプラットフォーム、クラウドネイティブに再設計するリアーキテクチャです。ほかにSaaSへの置き換えや、移行せず廃止する判断もあります。早く移すならリフト&シフト、運用性やスケーラビリティを取るならリアーキテクチャ、という大枠で捉えると整理しやすくなります。
リフト&シフトは移行期間が短く影響を抑えやすい一方、クラウドの利点を活かしきれずコストや運用面の課題が残りやすい傾向があります。リアーキテクチャは運用効率や柔軟性を高められますが、設計・改修の工数とリスクが大きくなります。すべてを一律に揃える必要はなく、システムごとに方式を使い分けるのが実務的です。
主要クラウドはそれぞれ得意領域や料金体系、既存資産との相性が異なります。選ぶ際は、現行システムとの親和性、社内の運用スキル、セキュリティ・コンプライアンス要件、将来使いたいサービスの有無などを軸に比較します。クラウド上のセキュリティ設計も並行して検討すべき重要な論点です。一社に絞るか複数を組み合わせるかも含め、要件から逆算して決めます。
FAQ
A. 保守切れが迫り早く移したい場合はリフト&シフト、運用効率や拡張性を重視するならリアーキテクチャが向きます。ただしシステムごとに最適な方式は異なるため、一律に決めず対象の特性に応じて使い分けるのが現実的です。移行アセスメントで方式を見極めることをおすすめします。
A. 現行システムとの相性、社内の運用スキル、セキュリティ・コンプライアンス要件、利用したい機能の有無などを軸に比較します。料金体系も各社で異なるため、要件を整理したうえで比較するのが安全です。複数クラウドの併用が適すケースもあります。
A. 変わります。リフト&シフトは初期の移行工数を抑えやすい一方、移行後のランニング費用が最適化されにくい傾向があります。リアーキテクチャは初期工数が増える分、運用効率を高められる場合があります。具体的な金額は対象規模や要件で変動するため、費用ガイドで考え方を確認してください。