KPIの定義から逆算してデータ要件を決める
要件定義はツールの選定からではなく、KPIの定義から始めます。たとえば『商品別粗利率を週次で見る』なら、粗利の計算式、商品の括り方、週の区切り方、対象期間を明確にし、それを算出するために必要なデータ項目(売上・原価・返品など)と、各データの取得元・更新頻度を洗い出します。KPIの定義が曖昧だと、後で『どの数字が正なのか』で揉めます。見たい数字を一つずつ定義に落とすことで、必要なデータと結合のしかたが芋づる式に決まっていきます。
データ基盤・BI / 工程5 要件定義・進め方整理
データ基盤の成否は、要件定義の質でほぼ決まります。見たいKPIをどう定義し、それを支えるデータをどんなモデルで持ち、どの頻度で更新し、誰がどう使うか――ここを曖昧にしたまま構築に入ると、後から『この指標が出せない』『データの粒度が合わない』といった手戻りが連発します。このページは、要件定義フェーズに入った方に向けて、KPIからデータモデル・基盤要件へ落とし込む進め方と、抜けやすい論点を整理します。発注前相談で固めた目的を、開発できる仕様へ翻訳する段階です。
要件定義について相談する要件定義はツールの選定からではなく、KPIの定義から始めます。たとえば『商品別粗利率を週次で見る』なら、粗利の計算式、商品の括り方、週の区切り方、対象期間を明確にし、それを算出するために必要なデータ項目(売上・原価・返品など)と、各データの取得元・更新頻度を洗い出します。KPIの定義が曖昧だと、後で『どの数字が正なのか』で揉めます。見たい数字を一つずつ定義に落とすことで、必要なデータと結合のしかたが芋づる式に決まっていきます。
KPIに必要なデータが見えたら、それをどう構造化して持つか(データモデル)、どこに置きどう連携するか(基盤要件)を設計します。ここでは更新頻度(リアルタイムか日次バッチか)、データ量と将来の増加、権限・アクセス制御、既存システムとの連携方式、品質チェックの仕組みを定義します。特に権限とデータ品質の要件は後回しにされがちですが、運用に入ってから追加すると大きな手戻りになります。要件定義の段階で『誰が何を見られるか』『汚いデータをどう弾くか』まで決めておくことが重要です。
よくある抜け漏れは、運用フェーズの定義不足です。ダッシュボードを誰が更新・保守するか、データソースが変わったときどう追従するか、利用者からの追加要望をどう扱うか――ここを決めずに作ると、立ち上げ後に運用が回りません。GXOでは、KPIからデータモデル・基盤要件・運用設計までを一気通貫で定義し、最小構成から段階的に拡張できる仕様に落とします。要件が固まれば費用見積もりの精度も上がるため、見積把握と合わせて進めると判断がスムーズです。
FAQ
A. ツールやデータベースの選定ではなく、見たいKPIの定義から始めます。指標の計算式・粒度・更新頻度を明確にすると、必要なデータ項目とその取得元が芋づる式に決まります。KPIの定義が曖昧なまま進めると、後で『どの数字が正か』で揉めるため、ここを最初に固めることが重要です。
A. 権限・アクセス制御、データ品質チェック、そして運用フェーズの定義(誰が保守し、データソース変更にどう追従するか)が見落とされがちです。これらを後から追加すると手戻りが大きくなるため、構築前の要件定義で『誰が何を見られるか』『運用を誰が回すか』まで決めておくことをおすすめします。
A. 可能です。KPI設計・データモデル・基盤要件・運用設計までを定義する段階だけのご支援も承ります。要件が明確になれば、その後の構築を内製する場合でも、他社へ発注する場合でも判断がしやすくなります。要件定義を経ると費用見積もりの精度も向上します。