GXO
社内検索改善

RAG導入・連携の実務チェック 第1回|何を答えさせるかを決めないRAGは失敗する

3分で読める

QUICK CHECK

本文を読みながら、自社で進めるべきか、相談前に何を整理するかを確認できます。

自社の場合を相談する
COLUMN

RAG導入の相談で最初に確認すべきなのは、ベクトルDBやLLMの種類ではありません。「何を答えさせるのか」です。

社内文書をまとめて読み込ませれば、問い合わせ対応やナレッジ検索が楽になると考えがちですが、RAGは業務の境界が曖昧なままでは精度評価も運用改善もできません。営業資料、契約書、FAQ、手順書、議事録、過去の問い合わせ履歴を同時に入れても、利用者が期待する答えとシステムが返す答えがずれます。

最初に決めるべき4つの範囲

RAG導入前には、少なくとも次の4点を決めます。

  • 利用者: 経営層、営業、CS、情シス、現場担当の誰が使うか

  • 業務場面: 問い合わせ対応、提案準備、社内規程確認、障害対応など

  • 回答範囲: 事実確認までか、判断案まで出すか

  • 禁止範囲: 法務判断、価格確約、人事評価、個人情報を含む回答など

この整理がないまま開発すると、「便利そうだが本番で使えない」状態になります。特にB2BのRAGでは、回答の正しさだけでなく、回答してよい情報かどうかが重要です。

AI ASSESSMENT

PoC の前に「そもそも使えるか」を30分で見極めませんか?

情シス部門の稟議書作成をサポートする無料の30分壁打ち。ROI 試算シート・失敗要因チェックリストをその場で共有します。

30分壁打ちを予約

失敗しやすい発注パターン

よくある失敗は、「社内文書を全部検索できるAIを作りたい」という依頼から始めることです。この依頼では、対象文書も利用者も評価方法も決まりません。

開発会社側は、一般的なRAG構成を提案できます。しかし発注側が業務判断の境界を持っていなければ、完成後に「この回答は使えない」「この情報は出してほしくない」「結局、人が探した方が早い」という指摘が出ます。

RAGは検索システムであると同時に、社内の情報公開ルールを実装する仕組みです。技術要件だけでなく、業務要件として扱う必要があります。

発注前チェック

発注前には、次の質問に答えられる状態を目指します。

  • 最初の利用部署はどこか

  • 週に何件の問い合わせや検索を置き換えたいか

  • 回答の根拠として表示すべき資料は何か

  • 回答してはいけない情報は何か

  • 誤回答が起きた場合、誰が確認・修正するか

ここまで決まると、必要なデータ、権限、評価用の質問セット、ログ設計が見えてきます。

FREE DOWNLOAD

AI導入チェックリスト(PoC 失敗要因 10項目)

情シス部門が PoC 前に押さえるべき失敗要因を10項目に整理した無料チェックリスト。

GXOへの相談ポイント

RAG導入を検討する段階では、いきなり大規模な全社検索を作るより、対象部署と業務を絞った小さな本番運用から始める方が現実的です。

GXOでは、社内文書の棚卸し、回答範囲の整理、権限・ログ・評価設計まで含めて、RAG開発前の要件整理を支援します。

RAG導入前の要件整理を相談できます

社内文書、利用部署、回答範囲、権限設計を一緒に整理し、開発前に失敗要因を減らします。

RAG導入・AI開発を相談する

※ 相談内容に応じて、AI導入診断・要件整理・概算見積もりまで対応します。

ISSUE HUB

社内情報を探しやすくしたいの全体像を見る

関連する中カテゴリ・小カテゴリ・記事を横断し、課題の整理、優先順位、解決策をまとめて確認できます。

課題別ハブを見る

CATEGORY CLUSTER

同じ課題で読む

この記事の親カテゴリと近い小カテゴリをたどると、課題の全体像から具体的な解決策まで順に確認できます。

関連 HUB

この記事は以下の業種・悩み hub にも掲載されています。同じテーマの実務ナレッジと支援サービスをまとめてご覧いただけます。

お気軽にご相談ください

AI・DXに関するご質問やお見積もりなど

無料相談する

FREE DOWNLOAD

この記事と関連する 実践資料

費用相場、選定チェックリスト、補助金活用など、続きをより深く掘り下げた資料を無料でダウンロードできます(営業電話なし / 即DL / 社内共有OK)。

CONTACT

まずは 無料相談 から始めませんか。

サービスについてのご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください。
※ 営業電話はしません | オンライン対応可 | 相談だけでもOK