デジタル庁は、政府機関向け生成AI基盤「GENAI」の情報を公開している。ここから企業が学ぶべきことは「AIを自社で作るべき」という単純な話ではない。AI基盤には、モデル選定だけでなく、認証、権限、ログ、データ接続、利用ルール、改善運用が必要になる。
AI基盤を作るか買うかは、初期費用ではなく責任分界で決めるべきである。AIエージェント導入前の論点はAIエージェント導入前チェックリスト、概算は開発見積相談で整理できる。
結論:内製すべき会社は「運用責任を持てる会社」
| 判断軸 | 作るべき会社 | 買うべき会社 |
|---|---|---|
| データ機密性 | 独自の統制が必要 | 標準機能で足りる |
| 権限管理 | 複雑な職務分掌がある | 部署単位で足りる |
| 開発体制 | 継続改善チームがある | 専任チームがない |
| 監査 | 自社要件が厳しい | ベンダー証跡で足りる |
| 速度 | 中長期で育てる | 早く業務利用したい |
内製は自由度が高い一方、保守・監査・セキュリティを自社で持つ覚悟が必要である。
AI ASSESSMENT
PoC の前に「そもそも使えるか」を30分で見極めませんか?
情シス部門の稟議書作成をサポートする無料の30分壁打ち。ROI 試算シート・失敗要因チェックリストをその場で共有します。
見積に入れるべき費用
AI基盤を内製する場合、プロンプト画面の開発費だけでは足りない。ID連携、アクセス制御、利用ログ、禁止データ検知、監査レポート、障害対応、モデル変更時の検証まで見積に含める必要がある。
システム開発の見積書を読む技術の観点で、初期構築費と月額運用費を分けて比較する。
よくある質問
Q1. OSSなら安く内製できますか
OSSの利用料が低くても、運用・保守・セキュリティ・監査の費用は発生する。総額で判断する必要がある。
Q2. SaaS/APIを使うと独自性が出ませんか
業務設計、データ整備、権限設計で差は出る。まずは買って早く検証し、必要な部分だけ内製する選択肢もある。
Q3. AIエージェントまで内製すべきですか
本番業務を自律処理させるなら、停止条件と人間承認を設計してから判断する。AIエージェント開発の範囲を先に切り分けるべきである。
FREE DOWNLOAD
AI導入チェックリスト(PoC 失敗要因 10項目)
情シス部門が PoC 前に押さえるべき失敗要因を10項目に整理した無料チェックリスト。
参考情報
-
デジタル庁「GENAI」:https://www.digital.go.jp/en/policies/genai
AI基盤を作るか買うか、責任分界から整理しませんか
GXOでは、生成AI基盤、AIエージェント、RAG、SaaS連携の構成案と見積比較を支援します。
