ソフトバンクは日本語に強い国産大規模言語モデル「Sarashina mini」を活用した法人向けサービスを発表している。デジタル庁のGENAIなど、国内での生成AI活用も進んでいる。
ただし、企業のLLM選定は「国産なら安全」「海外なら高性能」といった単純な比較では決められない。LLMゲートウェイ設計診断のように、用途ごとにモデル、データ、権限を分ける考え方が必要になる。
判断軸
| 軸 | 国産LLMを検討しやすいケース | 海外LLMで進めやすいケース |
|---|---|---|
| データ | 国内管理要件が強い | 入力データを制御できる |
| 用途 | 日本語業務文書中心 | 多言語・汎用タスク中心 |
| 監査 | データ所在や契約が重い | SaaS標準統制で足りる |
| 速度 | 中長期で基盤化する | 早く検証したい |
| 運用 | 複数モデルを管理できる | 単一ツールで始めたい |
多くの企業では、用途ごとに複数モデルを使い分ける設計が現実的である。
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選定で避けるべきこと
1. モデル名だけで決める
精度は業務データ、プロンプト、RAG設計、評価データで変わる。モデル名だけで本番判断してはいけない。
2. データ入力ルールを後回しにする
機密情報、個人情報、顧客データをどこまで入力できるかを先に決める。AIガバナンス・LLMOps支援とセットで考える。
3. 1モデル固定にする
社内検索、要約、コード生成、問い合わせ対応では最適なモデルが違う。将来の切り替えを前提に設計する。
よくある質問
Q1. 国産LLMなら個人情報を入れても安全ですか
安全性は国産かどうかだけでは決まらない。契約、保存、学習利用、アクセス権限、ログ、委託先管理を確認する必要がある。
Q2. 海外LLMは使わないほうがよいですか
用途とデータを分ければ有効に使えるケースは多い。入力禁止データと利用可能データを明確にすることが重要である。
Q3. どこから始めるべきですか
AI開発・導入支援で用途を整理し、社内検索やRAGはLLMゲートウェイ設計診断で確認するとよい。
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参考情報
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ソフトバンク「Sarashina mini」関連発表:https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2026/20260416_02/
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デジタル庁「GENAI」:https://www.digital.go.jp/en/policies/genai
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