サイバーセキュリティ / 工程2 情報収集・比較検討
EDR・ゼロトラスト・SASE・バックアップ、結局どれが必要か
セキュリティ対策を調べると、EDR、ゼロトラスト、SASE、CASB、バックアップ、脆弱性診断など、似たようで役割の違う言葉が次々に出てきます。それぞれ「何を守るための仕組みか」が異なるため、流行りで選ぶと守りたかったものが守られないことが起きます。このページでは主要な対策を役割で整理し、自社のリスクに照らしてどれを優先すべきかを比較する観点を示します。
対策を「役割」で分類する
セキュリティ対策は、入口を守る、内部での横移動を防ぐ、被害を検知する、被害から復旧する、という役割で整理すると比較しやすくなります。たとえばEDRは端末で侵入を検知・対処する仕組み、ゼロトラストやSASEは社内外を問わずアクセスを検証して内部移動を抑える考え方、バックアップは被害後に事業を復旧する最後の砦です。これらは置き換えではなく、役割が違うため組み合わせて初めて意味を持ちます。
自社の状況で優先度は変わる
同じ対策でも、テレワーク中心かオフィス中心か、守るのがクラウド上のデータか社内の基幹システムか、工場の制御機器が含まれるかで優先度は変わります。クラウド利用が広がっている組織ではゼロトラストやクラウド設定の点検が効きやすく、ランサムウェアを最も恐れる組織では検知と復旧の両輪、つまりEDRと確実なバックアップが先になります。製品比較の前に、自社が最も避けたい被害を一つ決めることが近道です。
比較で迷ったときの進め方
比較表を眺めても決め切れないのは、自社のリスクという物差しがないからです。GXOでは守るべき資産と想定する脅威を先に整理し、そのうえで各対策の費用対効果と運用負荷を並べて検討します。費用は対象範囲やデータ量、運用を内製するか委託するかで大きく変わるため、定性的な前提をそろえてから見積に進むのが失敗しないやり方です。比較段階での壁打ちから対応します。
比較検討に役立つページ
- サイバーセキュリティ サービス概要 — 対応している対策領域と支援範囲を一覧で確認できます。
- 対策の優先順位を整理する — 比較の結果を、何から実施するかの順番に落とし込みます。
- 何から守るべきか考える — 比較の前提となる守るべき資産の洗い出しを整理します。
- EDR(端末の検知・対処) — 侵入を端末で検知し対処する仕組みの詳細を確認できます。
- ゼロトラスト — アクセスを常に検証する考え方とその実装を解説します。
- 無料の現状診断 — 自社のリスクに照らして必要な対策を見える化します。
よくある質問
EDRとバックアップはどちらを先に入れるべきですか?
役割が違うため本来は両輪ですが、どちらか一方からなら最も避けたい被害で決めます。侵入そのものを早く検知して止めたいならEDR、ランサムウェアで暗号化されても事業を戻せる状態を最優先するならバックアップが先になります。GXOでは現状のリスクを整理したうえで、自社に合う順番を一緒に決めます。
ゼロトラストとSASEは何が違うのですか?
ゼロトラストは社内外を問わずアクセスを常に検証するという考え方で、SASEはその考え方をネットワークとセキュリティを統合した形で実現するサービス群を指します。テレワークやクラウド利用が多い組織で相性がよい一方、既存環境との兼ね合いで段階導入が現実的なケースもあります。自社構成に照らした検討をおすすめします。
比較した結果、何も足りていなかった場合はどうすればよいですか?
多くの組織で起こりうる状況です。すべてを一度に揃える必要はなく、最も避けたい被害から順に塞ぐのが現実的です。優先順位を整理するLPや無料診断を使って現状を見える化し、緊急で塞ぐもの・今期整えるもの・中長期で体制化するものに仕分ければ、限られた予算でも前に進められます。