IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、組織向け脅威の1位がランサムウェア攻撃による被害です。警視庁も、ランサムウェア被害は企業の存続に関わる影響を及ぼすとして注意を促しています。
中小企業では「バックアップを取っているから大丈夫」と考えがちです。しかし、バックアップが同じネットワーク上にあり暗号化される、復旧演習をしておらず戻せない、VPNやリモートデスクトップから侵入される、MFAが未導入、といったケースでは被害を止められません。
ランサムウェア対策の全体像は、ランサムウェア対策完全ガイドと中小企業のゼロトラスト導入ガイドも合わせて確認してください。IPA 10大脅威2026のAIリスクやサプライチェーン攻撃との関係は、AIリスク初選出の実務チェックと委託先・SaaS・AIツールの侵入口対策で整理しています。
バックアップだけでは足りない理由
| 課題 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 同一ネットワーク保存 | バックアップも暗号化される | オフライン/別環境保管 |
| 復旧未検証 | いざという時に戻せない | 定期リストア演習 |
| 侵入口放置 | VPN、RDP、古い機器から侵入 | 外部公開棚卸し |
| 認証が弱い | ID/パスワード流出で侵入 | MFA必須化 |
| 検知が遅い | 数週間後に暗号化で発覚 | EDR/MDR導入 |
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中小企業の最低ライン
最初にやるべきことは、製品を大量に入れることではありません。まずは次の5点を確認します。
- 重要データのバックアップが別環境にある
- 復旧テストを直近3か月以内に実施している
- VPN、RDP、NAS、サーバーの外部公開を把握している
- 管理者アカウントにMFAを設定している
- 感染時の連絡先と停止判断を決めている
GXOの支援
GXOでは、ランサムウェア対策の現状診断、バックアップ設計、復旧演習、MFA・EDR導入、外部公開システム棚卸し、インシデント対応手順の作成を支援します。既存のシステム構成を前提に、費用対効果の高い順で対策を並べます。
参考情報
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」:https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
- 警視庁「マルウェア『ランサムウェア』の脅威と対策」:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/ransomware_threat.html
- 警察庁「サイバー空間をめぐる脅威の情勢等」:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/
- IPA SECURITY ACTION:https://www.ipa.go.jp/security/security-action/
ランサムウェア対策の優先順位を整理します
GXOでは、バックアップ、MFA、EDR、VPN、復旧演習、初動対応を確認し、中小企業向けの現実的な防御設計を支援します。
対策範囲の整理には、セキュリティ投資の優先順位ガイドも活用できます。
