DX・業務改善📖 1分で読了

拠点ごとにやり方がバラバラ、統一する方法比較できない・共有できない・異動できないを解消する標準化の進め方

拠点ごとにやり方がバラバラ、統一する方法

同じ会社なのに拠点ごとにシフトの作り方も報告フォーマットも違う。比較分析ができず良いやり方も共有されない。何を統一すべきか、ベストプラクティスの特定から段階的な標準化の進め方を解説します。

「A 拠点ではこうやってるけど、B 拠点は違うやり方だよね」 「C 拠点のあのやり方、うちでも取り入れたいな」

同じ会社なのに、拠点ごとにやり方がバラバラ。

シフトの作り方が違う。 入退場の記録方法が違う。 報告のフォーマットが違う。

良いやり方があっても、共有されない。 比較しようにも、データの形式が揃っていない。

この「バラバラ」を、どうにかできないでしょうか。


なぜ拠点ごとにバラバラになるのか

理由 ①:拠点ができた時期が違う

古い拠点と新しい拠点で、やり方が違うことがあります。

古い拠点は、昔からのやり方を継続。 新しい拠点は、新しいやり方を導入。

統一する機会がないまま、バラバラが続いています。

理由 ②:拠点長の裁量に任されている

「やり方は、各拠点に任せる」

拠点の自主性を尊重するあまり、統一されていないケースがあります。

拠点長が変わるたびに、やり方も変わる。 良いやり方が属人化して、継承されない。

理由 ③:統一するコストを避けている

「今さら統一するのは大変だから」

バラバラなのは分かっているけれど、統一するには手間がかかる。 今のやり方で回っているから、変える必要がない。

こうした判断で、バラバラが放置されています。


バラバラだと、何が起きるか

比較・分析ができない

拠点間の生産性を比較したい。

しかし、データの取り方が違うので、比較できない。

A 拠点は「出荷件数」で計測。 B 拠点は「出荷行数」で計測。 C 拠点は計測していない。

これでは、どの拠点が優秀か、判断できません。

良いやり方が共有されない

ある拠点で効果的なやり方が見つかった。

しかし、他の拠点には共有されない。 なぜなら、やり方が違いすぎて、そのまま適用できないから。

良いノウハウが、拠点内に閉じてしまいます。

人の異動が難しい

拠点間で人を異動させたい。

しかし、やり方が違うので、慣れるまで時間がかかる。 異動するたびに、「うちのやり方」を覚え直す必要がある。

柔軟な人員配置の妨げになります。

本部の管理コストが高い

各拠点からの報告を、本部で集約する。

しかし、フォーマットがバラバラなので、読み解くのに時間がかかる。 比較可能な形に加工し直す作業も発生する。

本部の管理コストが、どんどん膨らんでいきます。


標準化のアプローチ

アプローチ ①:何を統一するか決める

全てを統一する必要はありません。

拠点ごとの事情があり、ローカルルールが必要な部分もある。

まずは、「何を統一すべきか」を明確にしましょう。

統一すべきもの(例)

  • データの定義(生産性の計算方法など)

  • 報告のフォーマット

  • 基本的な業務プロセス

  • システムの使い方

拠点に任せるもの(例)

  • 休憩時間の取り方

  • 細かな作業の順序

  • 拠点独自の改善活動

アプローチ ②:ベストプラクティスを特定する

統一する際、どのやり方に合わせるか。

「本部が決めた方法」を押し付けるのではなく、「最も効果的な方法」を特定しましょう。

各拠点のやり方を比較する。 最も成果が出ているやり方を特定する。 それを標準として採用する。

現場の納得感も高まります。

アプローチ ③:段階的に進める

一度に全てを統一しようとすると、現場の負担が大きくなります。

まずは優先度の高いものから。 効果を確認しながら、順次拡大していく。

段階的なアプローチで、無理なく進めましょう。

アプローチ ④:システムで標準化を支える

人の努力だけで統一を維持するのは難しい。

システムを導入し、「このやり方でしか記録できない」状態を作れば、自然と統一されます。

入退場は、このシステムで記録する。 報告は、このフォーマットで入力する。

システムがルールを強制すれば、バラバラに戻ることを防げます。


標準化を進める際の注意点

注意 ①:現場の意見を聞く

本部が一方的に決めると、現場の反発を招きます。

なぜこのやり方にするのか、理由を説明する。 現場からの意見を取り入れる。 改善提案を受け付ける仕組みを作る。

現場を巻き込んで進めることが大切です。

注意 ②:例外ルールを設ける

「絶対にこのやり方」と決めすぎると、柔軟性がなくなります。

拠点固有の事情がある場合、例外を認める余地を残す。 ただし、例外が増えすぎないようにルールを設ける。

適度な柔軟性を持たせましょう。

注意 ③:定期的に見直す

一度決めたルールも、状況の変化に応じて見直しが必要です。

定期的にルールの有効性を確認する。 現場からのフィードバックを集める。 必要に応じて改訂する。

標準化は、一度やって終わりではありません。


まとめ:標準化は「全体最適」への第一歩

拠点ごとのバラバラを統一することは、全体最適への第一歩です。

比較・分析ができるようになる。 良いやり方が共有できる。 人の異動が柔軟にできる。 本部の管理コストが下がる。

これらのメリットは、標準化によって初めて実現できます。

「うちのやり方」へのこだわりを少し緩めて、全体で最適なやり方を目指す。

そんな視点で、標準化を進めてみませんか。


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