DX・業務改善📖 1分で読了

kintoneダッシュボード作成|レポート機能活用のコツデータ可視化で経営判断を加速する実践ガイド

kintoneダッシュボード作成|レポート機能活用のコツ

kintoneのレポート・グラフ機能を使ったダッシュボード作成方法を解説。部門別の設計パターンや運用のコツまで、業務改善に役立つ実践的な内容をお伝えします。

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kintoneのレポート機能で「見える化」を実現する

「データはあるのに、経営判断に活かせていない」という声は、多くの中小企業から聞かれます。Excelで管理している売上データや顧客情報を集計するたびに時間がかかり、リアルタイムな状況把握ができないという課題を抱えている企業は少なくありません。本記事では、kintoneのレポート・グラフ機能を活用したダッシュボード作成の具体的な方法を解説します。部門別の設計パターンから運用のコツまで、明日から実践できる内容をお伝えします。

中小企業庁が2023年に公表した「中小企業のDX推進に関する調査」によると、データ活用に課題を感じている中小企業は全体の67.3%に上ります。その一方で、データの可視化に取り組んでいる企業では業務効率が平均23%向上したという結果も報告されています。つまり、適切なダッシュボードを構築することで、経営判断のスピードと精度を大きく向上させることが可能なのです。

kintoneのレポート機能とは何か

kintoneのレポート機能は、アプリに蓄積されたデータをグラフや表として可視化できる標準機能です。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でグラフを作成できる点が大きな特徴となっています。

サイボウズの公式情報によると、レポート機能では「棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「クロス集計表」「ピボットテーブル」の5種類の集計方法が利用可能です。これらを組み合わせることで、売上推移の把握から顧客分析、在庫管理まで幅広い業務の可視化に対応できます。

従来のExcel管理では、データを集計するたびにファイルを開いて関数を確認し、最新データを手動で更新する必要がありました。この作業に毎週数時間を費やしている担当者も珍しくありません。kintoneのレポート機能を活用すれば、データ入力と同時にグラフが自動更新されるため、常に最新の状況を把握できるようになります。

また、レポートは複数のグラフを1つの画面にまとめて表示できる「ダッシュボード」として設定することも可能です。経営者や管理職が必要な情報を一目で確認できる環境を整えることで、会議資料の作成時間を削減し、より本質的な議論に時間を使えるようになります。

効果的なダッシュボード設計の基本原則

ダッシュボードを作成する際に最も重要なのは、「誰が」「何のために」見るのかを明確にすることです。目的が曖昧なまま作成を始めると、情報過多で見づらいダッシュボードになってしまいます。

まず考えるべきは、ダッシュボードの閲覧者です。経営層向けであれば全社的な売上や利益率といった経営指標が中心になりますし、現場マネージャー向けであれば担当チームの進捗状況や個別案件の詳細が必要になります。閲覧者によって必要な情報の粒度が異なることを意識してください。

次に重要なのは、表示する情報の優先順位付けです。ダッシュボードに表示できる情報量には限りがあります。すべてのデータを詰め込もうとすると、かえって重要な情報が埋もれてしまいます。経営判断や業務改善に直結する指標を3〜5個に絞り込むことをお勧めします。

情報の配置にも工夫が必要です。人の視線は一般的に左上から右下に流れるため、最も重要な指標は左上に配置するのが効果的です。また、関連する指標は近くにまとめて配置することで、データ同士の関係性を把握しやすくなります。

色使いについても注意が必要です。派手な色を多用すると視認性が低下します。基本的にはモノトーンをベースにし、注意を引きたい箇所(目標未達、異常値など)にのみアクセントカラーを使用するのが効果的です。

部門別ダッシュボード設計パターン

実際の業務で活用できるダッシュボード設計のパターンを、部門別に紹介します。自社の状況に合わせてカスタマイズする際の参考にしてください。

営業部門向けのダッシュボードでは、売上目標の達成率を中心に据えることが多いです。月次・四半期・年次の売上推移を折れ線グラフで表示し、目標ラインと実績を比較できるようにします。加えて、商談フェーズ別の案件数を棒グラフで表示することで、パイプライン(見込み案件の流れ)の健全性を確認できます。顧客ランク別の売上構成比を円グラフで示せば、主要顧客への依存度も一目で把握できるようになります。

製造部門向けのダッシュボードでは、生産計画に対する進捗率が重要な指標となります。日次・週次の生産数量を折れ線グラフで推移表示し、不良率の推移も併せて確認できるようにします。設備稼働率を棒グラフで表示すれば、ボトルネック(業務の滞留箇所)となっている工程を特定しやすくなります。

管理部門向けのダッシュボードでは、部門横断的な指標が中心になります。各部門の予算消化率、人員配置状況、重要プロジェクトの進捗などを一覧できるようにします。クロス集計表を活用すれば、部門×月次の経費推移など、複合的な視点での分析も可能です。

経営層向けのダッシュボードは、より俯瞰的な視点が求められます。売上・利益・キャッシュフローといった財務指標に加え、顧客数の推移や従業員満足度など、企業の健全性を示す指標を組み合わせます。前年同期比や業界平均との比較を加えることで、自社の立ち位置を客観的に把握できるようになります。

よくある失敗とその対処法

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ダッシュボード作成で多くの企業が陥りがちな失敗パターンと、その対処法を解説します。事前に把握しておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。

最も多いのは「情報を詰め込みすぎる」という失敗です。あれもこれもと欲張った結果、1画面に20個以上のグラフが並び、何を見ればよいかわからないダッシュボードになってしまうケースがあります。対処法としては、まず最重要指標を3つに絞り込み、それ以外は別画面に分離することです。閲覧者の役割ごとにダッシュボードを分けることも有効です。

「更新が止まってしまう」という失敗もよく見られます。せっかくダッシュボードを作成しても、データ入力が滞ると意味がありません。この問題の根本原因は、データ入力の負担が大きすぎることにあります。入力項目を必要最小限に絞り込み、選択式の入力欄を増やすことで負担を軽減できます。また、入力ルールを明文化し、チーム内で共有することも重要です。

「見ているだけで終わってしまう」という課題もあります。ダッシュボードを確認しても、具体的なアクションにつながらないケースです。これを防ぐには、各指標に「アクショントリガー」を設定することが効果的です。例えば、「商談停滞期間が2週間を超えたらフォローコールを実施」「在庫回転率が基準値を下回ったら発注計画を見直し」といった具体的なルールを決めておきます。

「グラフの種類を間違える」という失敗も少なくありません。時系列の推移を見たいのに円グラフを使ったり、構成比を見たいのに棒グラフを使ったりすると、データの本質が伝わりにくくなります。推移を見るなら折れ線グラフ、比較なら棒グラフ、構成比なら円グラフという基本を押さえておきましょう。

自社で今日から始められること

ここまでの内容を踏まえて、御社で実際にダッシュボード構築を進めるための具体的なアクションを紹介します。いずれも特別なスキルや大きな投資を必要としないものばかりです。

第一に、現状の課題を棚卸しすることから始めてください。毎週の会議で「あのデータはどこにある?」「最新の数字を出して」といったやり取りが発生していないでしょうか。そうした場面を洗い出すことで、ダッシュボード化すべき情報が明確になります。

第二に、まずは1つのアプリで小さく始めることをお勧めします。全社的なダッシュボードを一気に構築しようとすると、要件定義だけで数ヶ月かかってしまうことがあります。まずは営業日報や顧客管理など、1つのアプリに絞ってレポートを作成し、効果を実感してから範囲を広げていくのが現実的です。

第三に、閲覧者を巻き込んで設計を進めてください。IT担当者だけで作成を進めると、現場で本当に必要な情報が抜け落ちることがあります。実際にダッシュボードを使う人にヒアリングし、何を知りたいか、どんな判断に使いたいかを確認しながら設計を進めることが重要です。

第四に、定期的な見直しの仕組みを設けてください。一度作成したダッシュボードをそのまま使い続けると、事業環境の変化に対応できなくなります。四半期に一度は「このグラフは本当に見ているか」「追加したい指標はないか」を確認する機会を設けることをお勧めします。

第五に、必要に応じて専門家の支援を検討してください。kintoneの基本機能だけでは実現できない複雑な集計や、複数アプリを横断したダッシュボードを構築したい場合は、専門知識を持ったパートナーの支援が有効です。

kintone活用でお困りならGXOにご相談ください

kintoneのダッシュボード構築は、正しい設計思想と実装ノウハウがあれば、短期間で大きな効果を生み出せます。しかし、自社だけで取り組むと「何から手をつければよいかわからない」「作ってみたが使われない」といった壁にぶつかることも少なくありません。

GXOは、180社以上の中小企業のDX支援実績を持つ福岡発のIT企業です。kintoneの導入から活用定着まで、伴走型で支援しています。単にシステムを構築するだけでなく、御社の業務フローを理解した上で、本当に使われるダッシュボードを一緒に設計いたします。

「まずは現状の課題を整理したい」「kintoneを導入しているが活用しきれていない」という段階でも構いません。無料相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

kintoneのレポート機能を活用したダッシュボードは、データに基づく経営判断を実現するための有効な手段です。成功のポイントは、閲覧者と目的を明確にし、必要な情報を厳選して表示することにあります。まずは小さく始めて効果を実感し、徐々に範囲を広げていくアプローチをお勧めします。自社での取り組みに課題を感じたら、専門家の支援も選択肢に入れてみてください。

詳しくはGXOにご相談ください。 https://gxo.co.jp/contact-form

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