グローバルサウス初のAIサミットがニューデリーで開幕

2025年2月19日、インド・ニューデリーのBharat Mandapamで「India AI Impact Summit 2026」が開幕しました。PM India公式発表によると、モディ首相が開会演説でAI主導の包括的成長ビジョンを提示し、グローバルサウス初のAIサミットとして国際的な注目を集めています。フランスのマクロン大統領、国連のグテーレス事務総長をはじめ、スペイン、オランダ、フィンランド、ギリシャ、エストニア、スリランカ、ブータンなど20カ国以上の首脳が参加しており、AIガバナンスの国際標準づくりに向けた重要な一歩となります。
サミットの3本柱とインドのAI戦略
今回のサミットは「Sarvajana Hitaya, Sarvajana Sukhaya(万民の幸福)」をテーマに掲げ、AI民主化、AIガバナンス、AI安全性の3本柱で国際協力の枠組みを議論しています。CEOラウンドテーブルでは、AI投資、研究協力、サプライチェーンに関する具体的な討議が行われました。
注目すべきは、サミット前日の2月18日にインド政府が公表したAIガバナンスガイドラインです。このガイドラインでは、AI開発における透明性、説明責任、公平性の原則が明示されており、新興国発のAI規制フレームワークとして先進国の政策立案者からも高い関心を集めています。さらに、インドはAI責任宣言で25万件のギネス世界記録を達成するなど、AIに対する国民的関心の高さを国際社会に示しました。
なぜ日本企業がインドAIサミットに注目すべきなのか
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日本企業にとってこのサミットが重要な理由は3つあります。第一に、グローバルサウスのAIガバナンス基準が今後の国際標準に影響を与える可能性が高いことです。欧州のAI規制法(AI Act)に続き、インド発のガバナンス枠組みが新興国市場でのAI展開における事実上の基準となる可能性があります。
第二に、インドのIT人材とAI開発拠点としての重要性です。2月13日にはインドIT株が一時暴落する場面がありましたが、これはむしろ「旧来型ITサービスの脅威」と「新しいAI機会の台頭」というパラドックスを浮き彫りにしました。インドは今後、AIサービスの供給国としてさらに存在感を高めていくと予測されます。
第三に、半導体サプライチェーンの再編です。インドは半導体ミッション2.0を推進しており、日本企業のサプライチェーン戦略にも直接的な影響を及ぼす可能性があります。
自社への影響と今すぐできること
このニュースを受けて、中堅・中小企業の経営者やDX推進担当者が検討すべきアクションを整理します。まず、インドAIガバナンスガイドラインの内容を確認し、自社のAI活用方針との整合性をチェックすることが重要です。特に、インド市場への進出を検討している企業や、インドのIT企業との取引がある企業は優先的に対応すべきでしょう。
次に、サミットの成果文書が公表された際には、その内容をモニタリングすることをお勧めします。国際的なAIガバナンスの方向性を把握することで、自社のAI導入計画を適切に調整できます。また、インド半導体ミッション2.0が自社の調達戦略に与える影響を分析することも有効です。半導体の調達先多様化を検討している企業にとっては、インドを新たな選択肢として評価する好機となります。
さらに、グローバルサウス市場でのAIサービス展開を視野に入れている企業は、今回のサミットで形成される国際協力枠組みへの参画可能性を探ることも検討に値します。そして、自社のAI戦略を見直し、国際的なガバナンス動向を踏まえた中長期計画を策定することで、競合他社に先んじた対応が可能になります。
まとめ
India AI Impact Summit 2026は、グローバルサウス初のAIサミットとしてAIガバナンスの国際標準づくりに大きな影響を与える可能性があります。日本企業にとっては、インドのAI政策動向を注視し、自社のAI戦略に反映させることが今後の競争力維持に不可欠です。
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