「IT 予算は何にいくら使うのが正解か」――中堅企業 CFO が取締役会で問われる典型質問だ。 戦略性を示す 1 枚要約があれば議論が締まる。本記事は守り・攻め・基盤の 3 分類配分テンプレートを記入例とともに整理する。


目次

  1. 3 分類配分の考え方
  2. Block 1: 守り(セキュリティ・規制対応)
  3. Block 2: 攻め(AI・新事業)
  4. Block 3: 基盤(クラウド・データ統合)
  5. Block 4: 補助金活用と稟議承認フロー
  6. Block 5: ROI 評価とリスク許容度
  7. 中堅企業の標準配分割合
  8. 記入例(架空ケース)
  9. よくある質問(FAQ)

3 分類配分の考え方

分類投資目的評価指標中堅標準
守りリスク回避・コンプラ違反ゼロ30-40%
攻め競争優位・新収益売上+利益30-40%
基盤効率化・標準化TCO 圧縮25-35%

Block 1: 守り(セキュリティ・規制対応)

投資項目

評価指標


Block 2: 攻め(AI・新事業)

投資項目

評価指標


Block 3: 基盤(クラウド・データ統合)

投資項目

評価指標


Block 4: 補助金活用と稟議承認フロー

補助金別の配分

補助金上限主用途
IT 導入補助金 通常枠 B450 万円攻め+基盤
IT 導入補助金 セキュリティ枠100 万円守り
ものづくり補助金1,250 万円攻め
中小企業省力化投資補助金1,000 万円基盤

稟議承認フロー


Block 5: ROI 評価とリスク許容度

ROI ハードルレート

分類IRR 最低基準
守りリスク回避により設定なし
攻め≥ 18%
基盤≥ 12%

リスク許容度


中堅企業の標準配分割合

業界別

業界守り攻め基盤
製造業30%35%35%
小売・EC25%45%30%
物流30%35%35%
医療45%25%30%
建設25%40%35%
金融50%25%25%
業界規制強度でバランスが変わる。

記入例(架空ケース)


よくある質問(FAQ)

Q. 配分割合は固定? A. 業界・自社状況で 3 分類のバランスは変動する。重要は「3 軸全てに投資する」こと。

Q. 守りの ROI が出ない場合の説明は? A. 「守らないリスク」を金額換算(インシデント被害想定額)で示すと納得されやすい。

Q. 補助金は確実に取れる? A. 採択不採択両シナリオで稟議書を組む。中堅企業の通常枠 B は 60-80% 採択が一般的。

Q. 1 枚で本当に伝わる? A. 補足資料を別途用意。1 枚は判断材料、補足は実施詳細。


参考資料

  • JUAS「企業 IT 動向調査報告書」
  • 経済産業省「DX レポート 2.2」
  • IT 導入補助金 2026 公式ページ

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