「会員情報はExcel、予約は電話と紙台帳、月謝は口座振替の用紙を手書きで処理している」。スポーツ施設やフィットネスジムの経営者から、この手の話を聞く機会は今も多い。

経済産業省「特定サービス産業動態統計」(2025年)によると、フィットネス産業の売上高は約5,500億円に達し、コロナ禍以前の水準を超えた。テニススクール、スイミングクラブ、ゴルフ練習場、パーソナルジムなど業態が多様化し、施設数は増え続けている。しかし、施設の運営管理は「紙とExcelと電話」に依存したままのところが少なくない。

会員が300名を超えたあたりから、手作業の管理は破綻しはじめる。月謝の未収に気づくのが翌月末、予約のダブルブッキングでお客様に迷惑をかける、退会予備軍を見つけられず気がついたら会員数が減っていた――こうした問題は、管理の仕組みがないことに起因している。

本記事では、スポーツ施設・フィットネスジムに必要な管理システムの費用相場を5つの機能領域に分けて解説する。「うちの施設には何が必要で、いくらかかるのか」を判断できるようにすることが目的だ。


目次

  1. 施設運営で管理すべき5つの領域
  2. 領域別の費用相場一覧
  3. 会員管理の機能と費用
  4. 予約・スケジュール管理の機能と費用
  5. 決済・月謝管理の機能と費用
  6. 入退館管理の機能と費用
  7. トレーニング記録・成果管理の機能と費用
  8. SaaSとカスタム開発、どちらを選ぶか
  9. 補助金の活用
  10. 導入で失敗しない5つのポイント
  11. まとめ
  12. FAQ
  13. 付録:スポーツ施設システム導入チェックリスト

1. 施設運営で管理すべき5つの領域

スポーツ施設やフィットネスジムの管理システムは、大きく以下の5つに分けて考えるとわかりやすい。

領域概要管理していないと起きる問題
会員管理会員の個人情報、契約プラン、在籍状況の管理退会予備軍に気づけない、会員数の正確な把握ができない
予約・スケジュール管理レッスン・コートの予約、インストラクターのシフト管理ダブルブッキング、電話対応の負担増、稼働率の低迷
決済・月謝管理月会費の自動引き落とし、回数券、ビジター料金の処理未収金の発見遅れ、手作業による請求ミス
入退館管理会員証やスマホによる入退館の記録と制御なりすまし入館、利用実態の不透明、24時間営業の安全性
トレーニング記録会員ごとの運動履歴、体組成データ、目標の管理指導の属人化、会員の成果が見えずモチベーション低下
すべてを一度にシステム化する必要はない。現状で最も困っている領域から優先的に取り組むのが定石だ。ただし、領域ごとにバラバラのツールを入れると「データが連携しない問題」が後で発生するため、将来の拡張を見据えた選定が重要になる。

セクションまとめ:管理すべき領域は「会員管理」「予約」「決済」「入退館」「トレーニング記録」の5つ。最も困っている領域から着手し、将来の拡張性も考慮して選定する。


2. 領域別の費用相場一覧

まず全体像をつかむために、5領域の費用相場を一覧にした。

機能別費用比較表

機能SaaS / パッケージ(月額)カスタム開発(初期費用)優先度
会員管理月額5,000〜30,000円100〜300万円最優先
予約・スケジュール管理月額3,000〜20,000円80〜250万円
決済・月謝管理月額0〜15,000円+決済手数料80〜250万円
入退館管理初期30〜100万円+月額5,000〜20,000円100〜300万円高(24時間施設は最優先)
トレーニング記録月額0〜10,000円50〜200万円中(パーソナル型は高)

施設タイプ別の費用目安

施設の業態や規模によって、必要な構成と費用は大きく変わる。

施設タイプ推奨構成SaaS構成の月額費用カスタム開発の初期費用
パーソナルジム(1店舗)予約+決済+顧客管理月額1〜3万円150〜300万円
ヨガ・ピラティススタジオ予約+会員管理+決済月額2〜5万円200〜400万円
テニス・フットサル施設コート予約+会員管理+決済月額3〜8万円250〜500万円
総合フィットネスクラブ全5領域の統合管理月額5〜15万円500〜1,000万円
24時間ジム入退館+会員管理+決済月額5〜15万円400〜800万円
スイミングスクール予約+進級管理+月謝管理月額3〜8万円300〜600万円

セクションまとめ:パーソナルジムやスタジオなら月額1〜5万円のSaaSで始められる。総合フィットネスクラブや24時間ジムで全領域を統合する場合、カスタム開発で300〜1,000万円が目安となる。

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3. 会員管理の機能と費用

会員管理はすべての基盤になる。会員情報が正確に整理されていなければ、予約も決済も入退館も正しく動かない。

会員管理に必要な機能

機能内容カスタム開発の費用目安
会員情報の登録・検索氏名、連絡先、生年月日、緊急連絡先20〜50万円
契約プラン管理月額/回数券/ビジター、料金とプラン変更履歴15〜40万円
在籍ステータス管理入会/休会/退会/復会の管理と履歴10〜30万円
体験・見学の管理体験予約の受付からフォローアップまで10〜25万円
退会予防アラート来館頻度が落ちた会員を自動で検知し通知15〜40万円
家族会員・法人会員管理家族割、法人契約、グループ管理10〜30万円

会員管理で最も効果が出るのは「退会予防」

スポーツ施設の経営で最大の課題は退会率だ。一般的なフィットネスジムの月間退会率は5〜8%。つまり会員500名の施設なら毎月25〜40名が辞めていく。新規入会者を集め続けないと、会員数は減る一方だ。

会員管理システムを導入し、来館頻度の低下を自動検知してフォローする仕組みをつくるだけで、退会率は2〜3ポイント改善するケースが多い。

指標システム導入前システム導入後
月間退会率5〜8%3〜5%
会員の平均在籍期間6〜12ヶ月10〜18ヶ月
体験→入会の成約率30〜50%50〜70%
休眠会員の復帰率5〜10%15〜25%
月会費8,000円、会員数500名の施設で退会率が2ポイント改善すれば、年間で約960万円の売上を守れる計算になる。システム投資は短期間で回収できる。

セクションまとめ:会員管理の最大の効果は退会率の改善。来館頻度の低下を自動検知してフォローする仕組みにより、退会率を2〜3ポイント改善できれば、システム投資は1年以内に回収可能。


4. 予約・スケジュール管理の機能と費用

スタジオレッスン、パーソナルトレーニング、コート予約、プール利用枠――スポーツ施設では「予約」が発生する場面が多い。電話と紙台帳で運用していると、スタッフの対応負荷が大きく、営業時間外の予約を取りこぼす。

予約管理に必要な機能

機能内容カスタム開発の費用目安
レッスン・クラス予約グループレッスンの定員管理と予約受付20〜50万円
パーソナル予約トレーナー指名+時間枠の管理15〜40万円
コート・施設予約テニスコート、フットサルコートなどの時間帯予約20〜50万円
キャンセル待ち空きが出た際の自動通知と繰り上げ10〜25万円
回数券・ポイント管理残回数の表示、有効期限の管理15〜40万円
自動リマインダー予約前日のメール・LINE通知10〜25万円
振替管理欠席分の振替予約の管理10〜30万円

予約のオンライン化で変わること

効果改善幅の目安
電話対応の時間50〜70%削減
予約の稼働率15〜25%向上(キャンセル待ち機能の効果)
無断キャンセル20〜40%削減(リマインダーの効果)
受付スタッフの業務負荷40〜60%削減
営業時間外の予約受付24時間対応が可能に
特に効果が大きいのは「営業時間外の予約受付」だ。ジムやスタジオの利用者は仕事帰りや休日に予約を入れたい人が多い。営業時間内しか予約を受け付けていなければ、それだけで機会を逃している。

主要SaaSサービス

サービス名月額費用特徴向いている施設
hacomono35,000〜150,000円フィットネス特化、会員管理・決済・入退館も統合総合クラブ、24時間ジム
STORES予約0〜66,000円無料プランあり、決済連携が簡単パーソナルジム、スタジオ
RESERVA0〜22,000円無料プランあり、シンプルな操作性小規模ジム、スクール
Coubic(STORES)0〜33,000円予約ページの作成が簡単ヨガ、ピラティス
セクションまとめ:予約管理はお客様の利便性と施設の稼働率の両方に直結する。SaaSなら月額数千円から始められ、電話対応の削減効果だけでも投資以上のリターンが見込める。

5. 決済・月謝管理の機能と費用

スポーツ施設の決済は「月額の会費」が中心だが、それだけではない。回数券、ビジター料金、物販(プロテインやウェア)、パーソナル指名料など、料金体系が複雑になりやすい。

決済方式ごとの費用比較

決済方式初期費用月額費用手数料特徴
SaaS内蔵決済(hacomono等)初期費用に含む月額に含む約3.5%管理が楽、会員管理と一体
口座振替(収納代行)5〜20万円5,000〜15,000円1件100〜200円手数料最安、導入に手間
クレジットカード決済(Stripe等)開発10〜30万円無料3.6%会員が自分で登録できる
カスタム決済基盤80〜250万円サーバー費決済サービス側の手数料完全に自由な設計が可能

月謝管理に必要な機能

機能内容カスタム開発の費用目安
月額自動課金毎月の会費をクレジットカードや口座から自動引き落とし15〜40万円
日割り計算月途中の入会・プラン変更に対応10〜25万円
休会・復会の課金処理休会中は課金停止、復会で自動再開10〜25万円
未収金の管理引き落とし失敗の検知、自動リトライ、督促15〜35万円
領収書の発行月ごとの利用明細と領収書の自動発行5〜15万円
経理ソフトとの連携会計ソフト向けのデータ出力5〜15万円

未収金の問題を放置するとどうなるか

口座振替の用紙を手書きで処理していたり、引き落とし失敗をExcelで管理していたりすると、未収金の把握が遅れる。業界平均では月謝の未収率は3〜5%。月会費8,000円、会員500名の施設なら、月12万〜20万円の取りこぼしが発生している計算だ。年間で144万〜240万円になる。

自動課金と未収検知の仕組みを入れるだけで、未収率を1%以下に抑えられる。

セクションまとめ:月謝管理のシステム化は「売上の取りこぼし防止」に直結する。自動課金+未収検知で年間100万円以上の改善が期待でき、システム投資の回収が早い領域だ。


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6. 入退館管理の機能と費用

24時間営業のジムやスポーツ施設では、入退館管理は安全対策の要だ。スタッフが常駐していない時間帯でも「誰が入館しているか」を正確に把握する必要がある。

認証方式ごとの費用比較

認証方式機器費用(1店舗)月額費用安全性会員の使いやすさ
QRコード5〜20万円1〜5万円高(スマホで完結)
ICカード20〜50万円2〜5万円中(カード持参が必要)
顔認証50〜150万円3〜10万円非常に高い高(手ぶらで入館)
暗証番号5〜15万円1〜3万円低(番号漏洩のリスク)

入退館管理の導入費用(施設規模別)

施設規模初期費用月額費用構成の目安
小規模(50坪以下)30〜80万円2〜5万円QRまたはICカード+自動ドアロック
中規模(100坪以上)80〜200万円5〜10万円IC/顔認証+監視カメラ連携
24時間ジム100〜300万円5〜15万円全自動入退館+監視カメラ+緊急通報
複数拠点1拠点あたり50〜150万円3〜10万円/拠点統合管理画面で全拠点を一元管理

24時間施設に追加で必要な設備

設備費用目安内容
監視カメラ連携20〜60万円異常検知を含む
緊急通報システム15〜40万円非常ボタン、自動通報
遠隔での施錠・解錠10〜30万円管理者がスマホから操作
利用時間帯の制限5〜15万円時間帯別のエリア制御
セクションまとめ:入退館管理の費用は認証方式で大きく変わる。QRコードなら5〜20万円、顔認証なら50〜150万円。24時間営業の施設では安全対策が施設の信頼に直結するため、監視カメラや緊急通報との連携も含めた設計が必要。

7. トレーニング記録・成果管理の機能と費用

トレーニング記録は「会員の満足度と継続率」に直結する機能だ。自分の成長が数字で見えれば、会員のモチベーションは上がり、結果として退会率が下がる。

トレーニング記録に必要な機能

機能内容カスタム開発の費用目安
運動メニューの記録種目・回数・重量・時間の記録15〜40万円
体組成データの連携InBody等の体組成計から自動でデータ取り込み30〜80万円
目標設定と進捗表示目標体重、目標タイムなどの設定と達成度表示10〜30万円
トレーナーのメモ・指導記録指導内容の記録と会員との共有10〜25万円
ビフォー/アフター写真管理体型変化の写真記録10〜25万円
会員向けアプリ表示会員がスマホで自分の記録を確認30〜80万円

記録を「見える化」するとなぜ退会が減るのか

会員がジムを辞める理由の上位は「効果を実感できない」「なんとなく足が遠のいた」だ。トレーニング記録を見える化すると、次のような変化が起きる。

  • 体組成データのグラフで「体脂肪率が2%下がった」と気づける
  • トレーナーがデータを見ながら具体的なアドバイスをくれる
  • 前回の記録を超えたいという目標意識が生まれる

結果として来館頻度が上がり、退会率が下がる。パーソナルジムや会員制スポーツクラブでは、この仕組みが他施設との差別化にもなる。

セクションまとめ:トレーニング記録は「あったら便利」ではなく、退会率の低減と差別化に直結する投資。パーソナルジムやスポーツスクールでは優先度が高い。


8. SaaSとカスタム開発、どちらを選ぶか

判断の目安

判断基準SaaSが有利カスタム開発が有利
施設数1〜3拠点5拠点以上
会員数500名以下1,000名以上
月額予算3〜15万円15万円以上
業態パーソナル、スタジオ24時間、総合クラブ、複合施設
独自の運営ルールあまりない多い(進級制度、独自プログラム等)
他システムとの連携LINE、決済程度基幹システム、IoT機器、体組成計

3年間の総コスト比較(会員500名・2拠点の場合)

項目SaaS構成カスタム開発
初期費用約15万円+入退館機器400〜700万円
月額費用約8〜15万円3〜10万円(保守費)
3年間の合計約300〜560万円500〜1,060万円
拡張性SaaSの機能範囲内自由に拡張可能
導入までの期間1〜2ヶ月4〜8ヶ月

現実的な進め方:SaaSで始め、必要に応じてカスタムへ

多くの施設にとって、最も堅実な進め方は「まずSaaSで基本的な管理を始めて、限界を感じた部分だけカスタム開発する」というアプローチだ。

フェーズ内容費用目安期間
Phase 1予約管理+決済のSaaS導入月額3〜8万円1ヶ月
Phase 2会員管理+入退館のSaaS導入月額5〜15万円2〜3ヶ月
Phase 3トレーニング記録の導入月額1〜5万円追加1〜2ヶ月
Phase 4(必要に応じて)SaaSで対応できない領域をカスタム開発300〜1,000万円4〜8ヶ月
Phase 1で「電話予約が減った」「未収金が減った」という実感を得てから次のフェーズに進むと、現場スタッフの協力も得やすくなる。

セクションまとめ:3拠点以下・会員500名以下ならSaaSが有利。5拠点以上・会員1,000名超・独自の運営ルールがある場合にカスタム開発を検討する。段階的に導入するのが失敗しにくい進め方だ。


9. 補助金の活用

スポーツ施設のシステム導入に活用できる主な補助金を整理した。

補助金名補助率上限額主な用途
デジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金)1/2〜4/5最大450万円SaaS導入、クラウドサービスの利用
ものづくり補助金1/2〜2/3最大1,250万円カスタムシステムの開発
小規模事業者持続化補助金2/3最大200万円業務効率化のためのIT投資
(出典:中小機構「デジタル化・AI導入補助金2026」公式サイト、中小企業庁「ものづくり補助金総合サイト」、日本商工会議所「小規模事業者持続化補助金」公式サイト)

SaaSの導入費用や月額費用(最大2年分)はIT導入補助金の対象になる。カスタム開発であれば、ものづくり補助金で開発費の1/2〜2/3が補助される可能性がある。

申請書には「月謝の未収金が年間200万円発生している」「電話予約の対応に月40時間かかっている」のように、現状のロスを数字で示すと採択されやすい。

セクションまとめ:SaaS導入はIT導入補助金、カスタム開発はものづくり補助金が活用できる。現状のロスを数値化して申請書に明記するのが採択のポイント。


10. 導入で失敗しない5つのポイント

ポイント1:全機能を一度に入れない

会員管理・予約・決済・入退館・トレーニング記録を同時に導入すると、スタッフが操作を覚えきれず定着しない。まず1〜2領域から始め、使いこなせるようになってから次の領域に進む。

ポイント2:現場スタッフを巻き込む

システム選定を経営者だけで決めると、現場から「使いにくい」「操作が難しい」と不満が出る。受付スタッフやインストラクターから2〜3名を選び、ツール選びの段階から参加させる。

ポイント3:会員への説明は丁寧に

予約方法や決済方法が変わると、長年通っている会員ほど戸惑う。移行期間を2〜3ヶ月設け、旧方式と新方式を並行運用しながら徐々に切り替える。館内掲示、メール、口頭での説明を組み合わせること。

ポイント4:データ移行の計画を立てる

Excelや紙台帳の会員データをシステムに移す作業は、想像以上に手間がかかる。データの形式がバラバラ、重複登録がある、連絡先が古い――こうした「データの整理」に1〜2週間は見ておく。会員数500名程度でも、移行期間は最低2週間を確保したい。

ポイント5:開発会社はスポーツ施設の理解度で選ぶ

「月謝」「休会」「振替」「進級」「回数券」「ビジター」――スポーツ施設特有の仕組みを理解している開発会社でなければ、要件の打ち合わせだけで時間がかかる。過去にジムやスクールのシステム構築実績がある会社を選ぶと、話が早い。


まとめ

スポーツ施設・フィットネスジムの管理システムは「会員管理」「予約」「決済」「入退館」「トレーニング記録」の5領域に分けて考えると整理しやすい。SaaS活用なら月額3〜15万円、全領域をカスタム開発するなら300〜1,000万円が費用の目安だ。

すべてを一度に導入する必要はない。まずは予約管理と決済から始め、電話対応の負荷が減り、未収金が改善される実感を得てから、次の領域に進むのが堅実な進め方だ。会員数が500名を超え、複数拠点を運営する段階になったら、カスタム開発による一元管理が投資効率で優れてくる。

「紙とExcelと電話」で回している施設ほど、システム化による改善幅は大きい。退会率が2ポイント改善するだけで、年間で数百万円の売上を守れる。GXO株式会社の開発事例はこちら会社概要はこちら

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FAQ

Q1. 会員100名程度の小さなジムでもシステム導入は必要ですか?

A1. 必要だ。STORES予約やRESERVAには無料プランがあり、月額0〜数千円で始められる。予約のオンライン化だけでも電話対応を50〜70%削減でき、スタッフが指導に集中できる環境が整う。会員数が少ない今のうちに仕組みを入れておくほうが、後から移行するよりはるかに楽だ。

Q2. hacomonoのようなSaaSと、自社専用のカスタム開発ではどちらがよいですか?

A2. 3拠点以下・会員500名以下であれば、hacomonoなどのSaaSが初期投資・運用負荷の面で圧倒的に有利だ。月額35,000円〜で会員管理・予約・決済・入退館を一通りカバーできる。5拠点以上、会員1,000名超、独自の進級制度やプログラム管理が必要な場合はカスタム開発を検討する段階になる。

Q3. 既存のExcel管理からの移行は大変ですか?

A3. 多くのSaaSはCSVでのデータ取り込みに対応しており、会員情報の移行自体は1〜2週間で完了する。ただし、クレジットカード情報は会員に再登録してもらう必要があるケースがほとんどだ。移行期間中の案内を丁寧に行えば、大きな混乱は起きない。

Q4. テニスコートやフットサルコートの予約管理にも使えますか?

A4. 使える。コート予約は「施設(部屋)×時間帯」で予約枠を管理する仕組みで、多くの予約系SaaSが対応している。ただし「会員と一般利用者で料金体系が違う」「ナイター照明の自動制御と連動したい」などの独自要件がある場合は、カスタム開発が必要になることもある。

Q5. スイミングスクールの進級管理にも対応できますか?

A5. 進級管理(級ごとのテスト結果、進級履歴、保護者への通知)は汎用SaaSではカバーしきれないことが多い。スイミング特化のSaaS(SLIM等)か、カスタム開発で対応するのが現実的だ。費用はカスタム開発で50〜150万円が目安になる。

Q6. 補助金は使えますか?

A6. 使える可能性が高い。SaaS導入ならIT導入補助金(補助率1/2〜4/5、上限450万円)、カスタム開発ならものづくり補助金(補助率1/2〜2/3、上限1,250万円)が対象になる。申請手続きの支援も含めてご相談いただける。