「Aさん、フォーク乗ってもらっていいですか」
「あ、すみません。実は先月で免許切れてて…」
フォークリフト免許の有効期限が切れていた。
気づかずに運転させていたら、大問題です。
資格の有効期限、きちんと管理できていますか。
資格管理ができていないと、何が起きるか
法令違反のリスク
フォークリフトは、免許がないと運転できません。
有効期限が切れた状態で運転させると、法令違反になります。
労災が発生した場合、会社の責任が問われます。
「知らなかった」では済まされません。
作業が止まるリスク
資格が必要な作業を担当できる人が、いなくなるかもしれません。
「今日、フォーク乗れる人がいない」
「資格保持者が全員欠勤した」
急に分かっても、対応できません。
監査で指摘されるリスク
安全管理の監査で、資格管理の状況を確認されることがあります。
「この人、免許の有効期限はいつですか?」
→ 答えられない。
監査で指摘を受けると、改善報告が求められます。
管理すべき資格の例
法定資格
法律で定められている資格です。
必ず管理が必要です。
資格 | 有効期限 | 必要な作業 |
|---|---|---|
フォークリフト運転技能講習 | なし(更新講習推奨) | フォークリフト運転 |
玉掛け技能講習 | なし | クレーン作業の玉掛け |
クレーン運転士 | なし | クレーン運転 |
危険物取扱者 | 10年(更新あり) | 危険物の取扱い |
社内資格・認定
社内で定めている資格や認定です。
資格 | 内容 |
|---|---|
検品認定 | 一人で検品作業ができる認定 |
リーダー認定 | ライン責任者ができる認定 |
安全教育修了 | 年次の安全教育を受講した証明 |
法定資格だけでなく、社内認定も管理対象に含めましょう。
資格管理の方法

方法①:資格台帳を作る
全スタッフの資格情報を、一覧にまとめましょう。
名前 | 資格 | 取得日 | 有効期限 | 次回更新 |
|---|---|---|---|---|
田中 | フォーク | 2020/4/1 | なし | 2025/4/1(更新講習推奨) |
山田 | 危険物乙4 | 2018/6/15 | 2028/6/15 | 2028/3/1(手続き開始) |
佐藤 | 玉掛け | 2022/9/1 | なし | - |
Excelで管理するのが一般的です。
方法②:有効期限のアラートを設定する
有効期限がある資格は、期限前にアラートが出る仕組みを作りましょう。
「危険物取扱者の有効期限が3ヶ月後です」
「更新手続きを開始してください」
手動で確認するのは大変なので、自動でアラートが出ると安心です。
方法③:資格証のコピーを保管する
資格証の原本は本人が持っていますが、コピーを保管しておきましょう。
監査で提示を求められた時に、すぐに出せます。
紛失のリスクにも備えられます。
方法④:更新時期に声をかける
資格の更新は、本人の責任です。
しかし、会社としても声をかけることで、更新漏れを防げます。
「来月、フォークの更新講習がありますよ」
「申し込みは済みましたか?」
本人任せにせず、会社がフォローすることが大切です。
資格管理のチェックリスト
自社の状況を確認してみてください。
チェック項目 | できている | できていない |
|---|---|---|
資格台帳がある | □ | □ |
全スタッフの資格情報を把握している | □ | □ |
有効期限を管理している | □ | □ |
期限前にアラートが出る仕組みがある | □ | □ |
資格証のコピーを保管している | □ | □ |
更新時期に本人に声をかけている | □ | □ |
「できていない」が3つ以上あれば、改善が必要です。
派遣スタッフの資格管理
派遣スタッフの資格も、現場で管理する必要があります。
入場時に確認する
派遣スタッフが初めて来た時、資格を確認しましょう。
「フォーク免許、お持ちですか?」
「資格証を見せてもらえますか?」
派遣会社からのスキルシートだけでなく、原本を確認することが重要です。
派遣会社と情報共有する
派遣スタッフの資格情報は、派遣会社と共有しましょう。
「Aさんのフォーク免許、更新が近いですよ」
派遣会社経由で本人に伝えてもらうことで、更新漏れを防げます。
資格保持者の「見える化」

資格保持者が誰か、見える化しておくことも重要です。
配置表に資格を表示する
シフト表や配置表に、資格情報を表示しましょう。
名前 | 資格 | 配置 |
|---|---|---|
田中【フ】 | フォーク | 入荷作業 |
山田 | - | ピッキング |
佐藤【危】 | 危険物 | 特殊品エリア |
【フ】【危】などの記号で、一目で分かるようにします。
資格者が不足していないか確認する
毎日の配置で、資格者が足りているか確認しましょう。
「今日、フォーク作業に必要な人数は5人。資格者は8人出勤。→ OK」
資格者が不足していれば、配置を見直すか、欠勤対策を取ります。
まとめ:資格管理は「リスク管理」
資格管理は、単なる事務作業ではありません。
法令違反を防ぐ。
作業停止を防ぐ。
監査で困らない。
これらのリスクを管理するための、重要な業務です。
「誰がどの資格を持っているか」
「有効期限はいつか」
この情報を、いつでも確認できる状態にしておきましょう。
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