DX・業務改善📖 1分で読了

複数の物流拠点を効率的に管理する方法|本部から見える化するには電話確認から脱却し、ダッシュボードで全拠点を統括する仕組みづくり

複数の物流拠点を効率的に管理する方法|本部から見える化するには

複数拠点を統括しているのに各拠点の状況が見えない。電話で確認、バラバラのExcel報告、応援調整も困難。見える化・標準化・全体最適の3つの考え方で多拠点管理を効率化する方法を解説します。

「A拠点、今日の状況どう?」 「ちょっと待ってください、電話で確認します」

3つの拠点を統括しているのに、各拠点の状況が見えない。

A拠点は人が足りているのか。 B拠点は作業が遅れていないか。 C拠点から応援を出せる余裕はあるか。

全て、電話で確認しないと分からない。

こんな状態で、本当に「管理」できていると言えるでしょうか。


多拠点管理が難しい理由

理由①:各拠点の状況がリアルタイムで見えない

本部にいると、各拠点の状況が見えません。

今、誰が出勤しているか。 作業は予定通り進んでいるか。 問題は発生していないか。

知りたければ、電話するかメールで聞くしかない。 しかし、現場は忙しいので、すぐに返事が来るとは限りません。

理由②:拠点ごとにやり方がバラバラ

各拠点が、独自のやり方で運営されていることがあります。

シフトの作り方が違う。 入退場の記録方法が違う。 報告のフォーマットが違う。

拠点ごとにバラバラだと、比較もできないし、情報の集約も大変です。

理由③:応援調整が難しい

ある拠点で人が足りない時、他の拠点から応援を出したい。

しかし、どの拠点に余裕があるか、分からない。 電話して確認しても、「うちも忙しい」と言われる。

全体を見渡して、最適な応援調整をするのは難しい状況です。

理由④:情報の集約に時間がかかる

月次報告のために、各拠点から情報を集める。

各拠点がExcelで報告を作成し、メールで送ってくる。 それを本部で集約し、全体の報告を作成する。

この作業に、毎月何時間かかっていますか。


多拠点管理ができていないと、何が起きるか

問題発生の発見が遅れる

ある拠点で問題が発生しても、本部に情報が上がってくるのは後になってから。

「昨日、A拠点で大量の誤出荷がありました」 「先週、B拠点で残業が爆発的に増えました」

事後報告では、手の打ちようがありません。

全体最適ができない

拠点ごとに個別最適しか考えていないと、全体では非効率になります。

A拠点は人が余っている。B拠点は足りない。 でも、それぞれが独自に対応しているので、融通ができない。

全体で見れば解決できる問題が、放置されてしまいます。

管理コストが高い

電話、メール、Excel。 これらを使って情報を集め、状況を把握する。

この「管理のための作業」に、どれだけの時間とコストをかけていますか。

本来やるべき「改善」や「戦略立案」の時間が、情報収集に消えていませんか。


多拠点管理を効率化する3つの考え方

考え方①:各拠点の状況を「見える化」する

電話で確認しなくても、各拠点の状況が分かる仕組みを作りましょう。

今、誰が出勤しているか。 作業の進捗はどうか。 問題は発生していないか。

これがダッシュボードで見られれば、管理の質は格段に上がります。

考え方②:拠点間で「標準化」する

やり方をバラバラにせず、統一しましょう。

シフトの作り方を統一する。 入退場の記録方法を統一する。 報告のフォーマットを統一する。

標準化することで、比較可能になり、情報の集約も楽になります。

考え方③:全体を見渡して「最適化」する

拠点ごとの個別最適ではなく、全体最適を目指しましょう。

どの拠点に余裕があるか。 どの拠点に応援が必要か。 人員をどう配置すれば、全体で最も効率が良いか。

全体を見渡す視点で、最適な判断を下せる仕組みを作りましょう。


多拠点管理の効率化、どこから始めるか

多拠点管理の効率化は、3つのテーマに分けられます。

テーマ①:本部からの見える化

各拠点の状況を、本部からリアルタイムで把握する。

関連記事: 各拠点の状況、電話しないと分かりませんか?

テーマ②:拠点間の情報共有・標準化

拠点ごとのバラバラを統一し、情報共有を円滑にする。

関連記事: 拠点ごとにやり方がバラバラ、統一する方法

テーマ③:拠点間比較・ベンチマーク

拠点間の生産性を比較し、改善につなげる。

関連記事: どの拠点が優秀?拠点間の生産性比較


多拠点管理の理想形

理想的な多拠点管理は、以下のような状態です。

【本部ダッシュボード】

■ 全拠点サマリー
┌───────┬────────┬────────┬────────┐
│       │ A拠点   │ B拠点   │ C拠点   │
├───────┼────────┼────────┼────────┤
│出勤人数│ 45/50   │ 38/40   │ 52/50   │
│進捗状況│ 85%     │ 70%     │ 90%     │
│アラート│ なし    │ 遅延あり │ なし    │
└───────┴────────┴────────┴────────┘

→ B拠点に遅延あり。C拠点から応援を検討。

このように、全拠点の状況が一目で分かり、問題があればすぐに対応できる。

これが、多拠点管理の目指すべき姿です。


まとめ:多拠点管理は「見える化」から始まる

複数拠点を管理する上で最も重要なのは、「見える化」です。

見えないものは、管理できない。 見えれば、対策が打てる。

まずは、各拠点の状況を見える化することから始めましょう。

電話やメールで確認する時間を、改善や戦略立案に使う。 それが、多拠点管理の効率化がもたらす最大のメリットです。


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