「今月の人件費、いくらになりそう?」
「月末に集計しないと分からないですね…」
今月の人件費が、月末まで分からない。
予算オーバーしそうでも、気づけない。
気づいた時には、もう遅い。
この状態を、なんとかできませんか。
なぜ人件費がリアルタイムで分からないのか
理由①:集計が月末にしか行われない
勤怠データを集計するのは、月末。
派遣会社の請求書が届くのも、月末。
だから、人件費の全体像が見えるのは月末になってから。
これでは、途中で軌道修正できません。
理由②:データがバラバラに存在している

人件費を把握するためのデータが、あちこちに散らばっている。
自社社員のデータは勤怠システム。
派遣スタッフのデータは派遣会社。
アルバイトのデータはタイムカード。
これらを集約するのは手間がかかるので、月末にまとめてやっている。
理由③:残業が把握できていない
残業は、人件費を大きく変動させる要因です。
しかし、残業がどれくらい発生しているか、リアルタイムでは把握できていない。
月末に集計して「残業が多かった」と分かっても、対策は打てません。
人件費が見えないと、何が起きるか
予算オーバーを防げない
月初から予算を超えるペースで進んでいても、気づかない。
気づいた時には月末。
もう取り返しがつかない。
コントロールできない
「人件費を予算内に収めたい」
この目標を達成するには、途中経過を見ながら調整する必要があります。
見えなければ、コントロールしようがありません。
改善の効果が分からない
「今月は人員を減らして効率化しよう」
でも、効果が出ているかどうか、月末まで分からない。
効果検証ができないと、施策の良し悪しが判断できません。
人件費をリアルタイムで見える化する方法
方法①:日次で概算を把握する
完璧な数字でなくても、日次で概算を把握しましょう。
今日の出勤人数 × 平均時給 × 平均労働時間 = 今日の人件費概算
これを毎日記録するだけでも、傾向は見えてきます。
方法②:入退場データと連携する
入退場の記録があれば、稼働時間が自動で計算できます。
「誰が何時に来て、何時に帰ったか」
これが記録されていれば、日次の人件費をかなり正確に把握できます。
方法③:予算消化率を表示する
予算に対して、何%消化しているかを表示しましょう。
項目 | 予算 | 実績 | 消化率 | 月末予測 |
|---|---|---|---|---|
正社員 | 500万円 | 300万円 | 60% | 480万円 |
派遣 | 400万円 | 280万円 | 70% | 450万円 |
合計 | 900万円 | 580万円 | 64% | 930万円 |
「派遣の消化率が高い。このままだと予算オーバー」と一目で分かります。
方法④:残業をリアルタイムで把握する
残業が発生しているかどうか、リアルタイムで把握しましょう。
「17時を過ぎても退勤していない人が10人いる」
「今日の残業見込み:20時間」
これが分かれば、必要に応じて調整できます。
方法⑤:アラートを設定する
予算の〇%を超えたら、アラートが出る仕組みを作りましょう。
「今月の人件費が予算の80%に達しました」
「このペースでは予算オーバーの見込みです」
アラートがあれば、見落としを防げます。
人件費ダッシュボードの例

理想的な人件費ダッシュボードは、以下のような情報を表示します。
【人件費ダッシュボード】
■ 今月の概況(12/15時点)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
予算:1,000万円
実績:620万円(消化率62%)
月末予測:1,030万円(予算比103%)
→ ⚠️ 予算オーバー見込み
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 内訳
・正社員:300万円(予算比98%)→ OK
・派遣:250万円(予算比110%)→ ⚠️
・アルバイト:70万円(予算比95%)→ OK
■ 残業状況
・今月の残業時間:320時間
・先月同時期との比較:+15%
■ 推奨アクション
・派遣の人数調整を検討
・残業削減の施策を実施
このダッシュボードがあれば、毎日の状況確認と判断が楽になります。
見える化を進める際のポイント
ポイント①:完璧を目指さない
最初から完璧な数字を求めると、仕組みが複雑になります。
まずは概算でいいので、傾向を把握することから始めましょう。
精度は、徐々に上げていけばOKです。
ポイント②:毎日確認する習慣をつける
見える化しても、見なければ意味がありません。
毎朝、ダッシュボードを確認する習慣をつけましょう。
確認する習慣があれば、異常にも早く気づけます。
ポイント③:アクションにつなげる
見えただけで終わらず、アクションにつなげましょう。
「予算オーバー見込み」→「来週の派遣を2人減らす」
「残業が増えている」→「配置を見直す」
見える化の目的は、より良い判断をするためです。
まとめ:見える化で「打つ手」が増える
人件費がリアルタイムで見えるようになると、打つ手が増えます。
予算オーバーを防げる。
途中で軌道修正できる。
改善の効果を検証できる。
月末に「こんなはずじゃなかった」と言わないために。
人件費の見える化を、始めてみませんか。
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日次での人件費把握
予算消化率の表示
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