SEO・コンテンツマーケ📖 9分で読了

B2B SEOでよくある失敗パターン順位は取れたのに成果が出ない7つの原因と回避策

B2B SEOでよくある失敗パターン

B2B SEOで順位は取れたのに成果が出ない7つの失敗パターン。検索意図、CV導線、計測の断絶など構造的問題と回避策を解説。

結論:順位は「手段」であり「成果」ではない

要点:B2B SEOの目的は「順位を取ること」ではなく「商談・受注を増やすこと」。順位を成果と混同すると失敗する。

「PVは増えた」「検索順位は上がった」「でも商談・受注は増えない」──こうした悩みを持つB2B企業は多いです。

原因は、順位を「成果」だと思い込んでいることにあります。

B2B SEOの本当の目的は、商談・受注を増やすことです。順位はそのための「手段」にすぎません。

よくある勘違い

勘違い

現実

「順位が上がれば成果が出る」

順位が上がっても、導線がなければCVしない

「PVが増えれば商談が増える」

検索意図がズレていれば、質の悪いリードが増えるだけ

「記事を増やせば効果が出る」

量産しても、独自性がなければ埋もれる

本記事では、B2B SEOでよくある7つの失敗パターンと、その回避策を解説します。


B2B SEOでよくある7つの失敗パターン

要点:B2B SEOの失敗は「意図」「導線」「証拠」「計測」「連携」のいずれかに原因がある。

失敗パターン①:検索意図がズレている

症状: PVは増えたが、CVがほとんどない。直帰率が高い。

原因: 狙っているキーワードの検索意図が「情報収集」止まりで、「比較検討」「購入検討」につながっていない。

具体例:

  • 「○○とは」で順位は取れたが、読者は「知りたいだけ」で終わる

  • 「○○ メリット」で流入しても、「自社に合うか」を判断できる情報がない

回避策:

  • 「とは」記事の下部に「選び方」「比較」への導線を設計

  • 検索意図を「情報→比較→検討→導入」の段階で整理し、各段階の記事を用意

  • CTA(資料DL、診断、問い合わせ)を検索意図に合わせて配置

検索意図別CTA例:

  • 情報意図(○○とは):選定ガイドDL/比較表DL

  • 比較意図(○○ 比較):要件チェックリスト/価格の目安

  • 検討意図(○○ 導入):事例集DL/診断依頼


失敗パターン②:記事が"単発"で回遊しない

症状: 記事ごとのPVはあるが、サイト内回遊率が低い。1記事だけ読んで離脱される。

原因: 記事間の内部リンクが弱く、読者が「次に読むべき記事」に進めない。

具体例:

  • 記事末尾に関連記事がない

  • 「○○とは」から「○○の選び方」「○○の事例」への導線がない

  • サイト構造がピラー・クラスター設計になっていない

回避策:

  • ピラー記事(親)とクラスター記事(子)の構造を設計

  • 各記事に「次に読む」セクションを設置

  • 記事中盤にも関連記事への内部リンクを挿入


失敗パターン③:CVが「問い合わせ一択」で重い

症状: PVはあるが、問い合わせがほとんど来ない。

原因: CVの選択肢が「問い合わせ」しかなく、読者にとってハードルが高い。

具体例:

  • 記事末尾に「お問い合わせはこちら」しかない

  • 資料ダウンロードがない

  • 診断ツール、比較表、チェックリストなどの中間CVがない

回避策:

  • 「いきなり問い合わせ」以外の選択肢を用意(資料DL、診断、比較表)

  • 記事の検索意図に合わせたCTAを配置

  • 中間CVで接点を作り、ナーチャリングにつなげる


失敗パターン④:E-E-A-Tの示し方が弱い

症状: 順位が安定しない。競合に抜かれやすい。読者の信頼感が低い。

原因: E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を示す要素が不足している。

具体例:

  • 著者情報がない

  • 実績・事例が弱い

  • 出典・根拠が不明

  • 運営会社の情報が薄い

回避策:

  • 記事に著者プロフィールを掲載(経歴・専門性を明示)

  • 事例・実績を充実させる

  • 統計データには出典を明記

  • 会社概要・サービスページを充実させる


失敗パターン⑤:計測がCV止まり(商談化・受注を追っていない)

症状: CVは取れているが、商談・受注が増えているか分からない。ROIが不明。

原因: 計測がPV・CVで止まっており、商談化率・受注率を追っていない。

具体例:

  • Google Analyticsで「CV数」は見ているが、「商談数」「受注数」は追っていない

  • リード獲得元(どの記事から来たか)が分からない

  • 失注理由が記録されていない

回避策:

  • KPIを「PV→資料DL→商談→受注」の4段階で設計

  • MA/CRMと連携し、リード獲得元を追跡

  • 失注理由を記録・分析し、コンテンツ改善に反映


失敗パターン⑥:営業と断絶(失注理由が戻らない)

症状: マーケがリードを渡しても、営業から「質が悪い」と言われる。改善が進まない。

原因: マーケと営業が分断しており、失注理由がコンテンツ改善にフィードバックされない。

具体例:

  • 営業から「リードの質が悪い」と言われるが、具体的な理由が分からない

  • 失注理由が「価格」「タイミング」「他社に決まった」で終わり、深掘りされていない

  • コンテンツ(記事・LP・資料)と失注理由が紐づいていない

回避策:

  • 営業・マーケで月次レビューを実施

  • 失注理由を5カテゴリで分類(価格/実績/体制/リスク/稟議資料不足)

  • 失注理由をコンテンツ改善に反映する仕組みを作る


失敗パターン⑦:AI生成の量産で独自性が薄い

症状: 記事は増えたが、順位が上がらない。競合と似たような内容になっている。

原因: AIで記事を量産しているが、独自性・深さがなく、Googleの「Helpful Content」基準を満たしていない。

具体例:

  • AIで生成した記事をそのまま公開

  • 競合記事と同じような内容・構成

  • 自社の経験・実績・視点が入っていない

  • 「誰が書いても同じ」記事になっている

回避策:

  • AIはドラフト生成に使い、編集・独自情報の追加は人間が行う

  • 自社の経験・実績・事例を盛り込む

  • 「この会社だから言える」視点を入れる

  • Google公式ガイドライン(Helpful Content)に沿っているか確認

独自性を作るテンプレ(3つの型):

  • 現場の失敗例→回避策:自社が経験した失敗と、そこから得た知見(一次情報)

  • 比較表(選定軸×判断基準):独自の選定軸で整理した比較表

  • 稟議で使える1枚:担当者が社内に持ち帰れる証拠資料(テンプレ化)


失敗パターンの診断方法

要点:失敗パターンは「意図」「導線」「証拠」「計測」「連携」の5カテゴリで診断する。

診断の5カテゴリ

カテゴリ

診断ポイント

対応する失敗パターン

意図

検索意図と記事内容が合っているか

①検索意図のズレ

導線

CV・回遊の導線が設計されているか

②単発記事、③問い合わせ一択

証拠

E-E-A-Tを示す要素があるか

④E-E-A-T不足

計測

商談・受注まで追えているか

⑤計測がCV止まり

連携

営業とのフィードバックがあるか

⑥営業と断絶

診断の手順

  1. PV・順位は取れているか? → Noなら「意図」か「証拠」を確認

  2. CVは取れているか? → Noなら「導線」を確認

  3. 商談・受注は増えているか? → Noなら「計測」「連携」を確認


補足:失敗パターンを整理しても改善が進まない場合

失敗パターンを把握しても、「何から手をつければいいか分からない」という場合があります。

B2B SEOの失敗は、単一の原因ではなく**「CV導線」「証拠」「提案力」の3つの壁**が複合的に絡んでいることが多いです。

「順位は取れているのに受注できない」という課題の全体像は、以下の記事で解説しています。

検索順位1位でも失注するB2B企業の構造的問題──CV導線・提案力・証拠の欠落が"最後の壁"になる


改善の優先順位(KPIの設計図)

要点:改善は「導線→証拠→提案→計測」の順番で進めるとROIが高い。

KPIの設計図

【KPIの4段階】

PV(閲覧数)
    ↓
資料DL / 診断 / 問い合わせ(CV)
    ↓
商談化(商談数)
    ↓
受注(受注数・受注率)

改善の優先順位

優先度

改善項目

理由

1

CV導線の設計

導線がないと、PVがあってもCVしない

2

証拠を作る(事例・数字・比較表)

証拠がないと、稟議・決裁で負ける

3

提案力を文章化(選定軸・ステップ)

提案がないと、「自社に合うか」判断できない

4

計測を整える(商談化・受注まで追う)

計測がないと、改善効果が分からない

「順位を上げる」は最後

「順位を上げる」施策(キーワード最適化、被リンク獲得など)は、上記4つが整ってから検討します。

導線・証拠・提案・計測が整っていない状態で順位を上げても、PVが増えるだけでCVは増えません


Google公式ガイドラインとの整合性

要点:Googleは「人の役に立つコンテンツ」を評価する。SEOの小手先テクニックより、本質的な価値が重要。

Google Search Central「Creating helpful, reliable, people-first content」

Googleの公式ガイドラインでは、以下の考え方が示されています。

  • コンテンツは「検索エンジンのため」ではなく「人のため」に作る

  • 読者が「満足した」と感じるかどうかが重要

  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を示す

失敗パターン④(E-E-A-Tの不足)や失敗パターン⑦(AI量産で独自性が薄い)は、このガイドラインに沿っていないことが原因です。

AI生成コンテンツに関するガイダンス

Googleは「AIで生成したかどうか」ではなく「有用で信頼できるか」を評価基準としています。

  • AIで生成した記事でも、有用であれば評価される

  • 逆に、人間が書いても無用な記事は評価されない

  • 重要なのは「独自性」「信頼性」「有用性」

AIを使うこと自体は問題ではなく、「誰が書いても同じ」記事になることが問題です。


チェックリスト:あなたのSEOは「成果」につながっているか

以下の10項目に「Yes」または「No」で答えてください。

#

チェック項目

Yes/No

1

意図:検索意図と記事内容が合っているか

2

意図:「情報→比較→検討」の段階ごとに記事があるか

3

導線:記事間の内部リンクが設計されているか

4

導線:「問い合わせ」以外のCV選択肢があるか

5

証拠:著者情報・会社情報が明記されているか

6

証拠:事例・実績・数字が掲載されているか

7

計測:PV・CV以外に、商談化率・受注率を追っているか

8

計測:リード獲得元(どの記事から来たか)を追えているか

9

連携:営業から失注理由がフィードバックされているか

10

連携:失注理由がコンテンツ改善に反映されているか


診断結果

「No」が3つ以上ある場合:

SEOが「成果」につながっていない可能性があります。まず「導線」と「証拠」を見直すことを推奨します。

「No」が5つ以上ある場合:

SEOの構造に問題があります。順位を上げる施策の前に、「導線」「証拠」「計測」「連携」を整備することを推奨します。


FAQ:よくある質問

Q1:PVは増えたのにCVが増えないのはなぜ?

A:検索意図がズレているか、CV導線がないことが多いです。

「とは」記事でPVは取れても、「比較」「検討」への導線がないと、読者は情報だけ得て離脱します。

Q2:リードの質が悪いと言われるのはなぜ?

A:検索意図が「情報収集」止まりで、「購入検討」につながっていないことが多いです。

「○○とは」で流入したリードは、まだ「知りたいだけ」の段階です。「比較」「選び方」「事例」で流入するリードの方が質が高くなります。

Q3:順位が上がらないのはなぜ?

A:E-E-A-Tの不足、独自性の欠如、競合の強さなど、複数の原因があります。

まず、E-E-A-T(著者情報・実績・出典)を確認し、競合と差別化できる独自情報を追加します。

Q4:AIで記事を作っても大丈夫?

A:AIはドラフト生成に使い、編集・独自情報の追加は人間が行えば問題ありません。

Googleは「AIで生成したかどうか」ではなく「有用で信頼できるか」を評価しています。

Q5:どこから改善すべき?

A:「導線→証拠→提案→計測」の順番で改善するとROIが高いです。

順位を上げる施策は、導線・証拠・提案・計測が整ってから検討します。

Q6:営業と連携するにはどうすればいい?

A:月次レビューを実施し、失注理由を5カテゴリで分類してコンテンツ改善に反映します。

「価格」「実績」「体制」「リスク」「稟議資料不足」の5カテゴリで整理すると、改善点が明確になります。

Q7:計測はどこまでやるべき?

A:理想は「PV→資料DL→商談→受注」の4段階を追うことです。

MA/CRMを活用し、リード獲得元(どの記事から来たか)と商談・受注を紐づけて計測します。


まとめ

1. 順位は「手段」であり「成果」ではない

B2B SEOの目的は「商談・受注を増やすこと」です。順位を成果と混同すると失敗します。

2. 失敗パターンは7つに整理できる

①検索意図のズレ、②単発記事、③問い合わせ一択、④E-E-A-T不足、⑤計測がCV止まり、⑥営業と断絶、⑦AI量産で独自性なし。

3. 改善は「導線→証拠→提案→計測」の順番で

順位を上げる施策は、導線・証拠・提案・計測が整ってから検討します。


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診断のアウトプット例

アウトプット

内容

失敗パターン診断表

7つの失敗パターンのどれに該当するかを診断

改善優先順位表

何から手をつけるべきかを優先度付きで整理

KPI設計案

PV→資料DL→商談→受注の計測設計

導線マップ

記事→CV→商談の導線を可視化

GXOの特徴

  • いきなり制作・運用を売らない(まず診断から)

  • 診断完了後は、内製・外注どちらでも進められる形で納品

  • 大手コンサルティングファーム案件を含む支援実績あり(守秘義務の範囲で説明可能)

「順位は取れたのに成果が出ない」段階でも相談可能です。

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